こんにちは!吉留です。
今回も前回に続いて、試合動画の確認です。
前回はそれぞれのミスの位置からの分析についてでした。
今回は自身についてのチェックです。
「試合になると頭が真っ白」「その直前のプレーを覚えていない」
よくこういう言葉を聞きますが、緊張等もありますが、
試合を見直すことで改善できることもあります。
では、その方法はどうしたらよいでしょうか。
動画を見直してると客観的に見れるので、
「何でここに打っちゃったのかな?」
「こっち打てばよかった」って思いますし、
試合中も冷静に判断していればと思いますよね。
僕がジュニア選手と一緒に動画を見ているときに必ず聞くことがあります。
「この時、何を考えていたか?」
どこに打ったら良いか?という質問に答えられる人が多いですが、
最初のうちは答えられない人が多いです。
例えば3-6でリードされていた時、10-8でマッチボールを握ったとき、逆に握られている時など。
さて、この時に自身がどんな精神状態で、結果としてどういう戦術をチョイスしたのか。
正解を知っているはずなのに、それをできない要因が何かあるはずです。
そこで最初の質問に戻ります。
自分が何を考えていたかを思い出しながら見ることで、自分がプレー中に何を考えていたかがわかってきます。
A「リードされて点数が欲しくなった」
B「前のラリーが長くて息が苦しい状況で早く切りたかった」
最初答えられない人も繰り返すことで、こんな回答が返ってくるようになります。回答できるようになれば、そこに対応した練習組みや考え方の修正にもつながります。
あくまで例ですが、
Aなら、ゲーム練習中にリードされた時に一度組み立てを考えてみる。
Bなら、ダッシュ等を入れて息が苦しい状況をあえて作り、その中でラリーをする練習をしてみる。等ですね。
スカッシュでは、このラリー中に自分が何を考えていたか?というのはとても重要です。
客観的ではなく、あえて主観を生かした視点で動画を見直すことは考える練習にはもってこいなので、試してみてください。